2018年カンヌ国際映画祭監督週間で初上映され、大賛否を巻き起こした本作。その衝撃的な内容に動揺する観客たちを尻目に、本作は同映画祭にて芸術映画賞を受賞。アメリカでは5館限定公開にも関わらず、館アベレージが2.4万ドルと大ヒットを記録した。
雪が降る山奥の廃墟に集まった22人のダンサー。彼らは、知らず知らずにLSD入りのサングリアを飲み、集団ドラッグ中毒に陥る。抜け出すことも逃げ出すこともできない――その狂乱とカオスの一晩を、視覚&聴覚を刺激する圧巻の熱量と興奮で描き切った97分間。
『カノン』(98)、『アレックス』(02)、『エンター・ザ・ボイド』(09)、『LOVE 3D』(15)に続き、長編5作目の本作にてまさに絶頂(クライマックス)を迎えたギャスパー・ノエの才能を、スクリーンで体感せよ。